夏場や体育館などの室内では汗をかく場面も多く、普段から汗かきの人でなくても手汗をかいてしまうこともあります。
汗には塩分が含まれているので、カメラには良くありません。
ただ、汗をかかないようにすることや手汗でカメラが汚れるのを100%防ぐことはできません。

夏場や暑い時は放っておいても汗をかいてしまいます。
特に誰もが経験しやすい『手汗』とカメラとの付き合い方について記事にしました。
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カメラで手汗をかくと悪影響はあるのか?

カメラと手汗の関係性
カメラで手汗をかいても、カメラがすぐに壊れたり、おかしくなったりすることはありません。
ただ、滝のように汗をかいたりするとそれは別問題です。
あくまでも、人並み程度の手汗にはなりますが、ちょっと手汗でカメラが濡れたからといって心配することはありません。
カメラ本体にはそれほど影響はない
カメラが手汗で汚れてしまっても、カメラ本体に不具合が起きたり、故障したりするということはありません。
なぜなら、手汗は塩分がほとんどなので、水分と違いすぐに乾いて蒸発してしまうからです。
カメラ本体のグリップ部はがっちりと握る部分になるので、どうしても暑い時は手汗がついてしまうことがあります。
でも、手汗がついたからといってすぐにカメラが致命的な故障となることはないので安心してください。
長時間の放置は汗の塩分でカビになることも
撮影中は仕方ありませんが、家に帰ってきてカメラを片付ける時は軽く掃除する癖をつけましょう。
短期的に見て、カメラに手汗がついたからといってどうこうなるものではありませんが、ついた手汗をそのまま放置するのは良くありません。

汗の成分は体内から出た『塩分』がほとんどなので、塩分が乾いて白い結晶のようになってしまいます。
今すぐカビることはありませんが、放置しておくと最悪の場合はカビの原因となるので、使い終わって片付ける前にさっと拭き取りするようにしてください。
汗だくになった場合は、水をかたく絞ったタオルなどで拭き、ちょっとした手汗くらいであればクリーニングティッシュなどで拭き取るとすぐにとれます。
放置しておくと、なかなか取れなくなってしまうので、できるだけ早く拭き取るようにしましょう。
レンズ交換時には注意が必要
手汗自体がカメラにはそんなに影響はないとお話しましたが、手汗がムンムンの状態でレンズ交換をする際は少し注意が必要です。
レンズの表面ならまだ拭き取りやすいですが、レンズとの接合部やカメラのイメージセンサー部に汗が入り込んでしまうと厄介です。
汗をかいた状態でレンズ交換をしないといけない場合は、軽く汗を拭いてから交換することで汗の混入を防ぐことができます。
あとあと面倒なことにならないように、気をつけておきたいポイントです。
カメラの手汗を抑える5つの方法

カメラの手汗を抑える方法はあるのか?
カメラに手汗はついても問題ありませんが、一番いいのは手汗自体を抑えることです。
物理的に手汗を抑える方法から手汗を減らす方法まで5つの方法をご紹介します。
ボディシートなどでこまめに拭く
手汗が出るのは仕方ないとして、出た手汗を減らすためには手を清潔に保つことが大切です。
ちょこちょこ石鹸などで手洗いできるのであれば、一番それがいいですが、なかなか出先では難しいです。
そんな時は、ドラッグストアやコンビニで売っているボディーシートや顔拭きシートを使いましょう。
手汗でべたついた手を拭けば、一時的に手汗を減らすことができます。
長時間汗をかいたままにしていると手汗も出てきやすくなるので、こまめに拭いてあげれば何もしないよりは手汗を抑えることができます。
薬品で手汗を抑える

手汗を抑えるクリームがある
どれだけ拭いても手汗が減らない方におすすめしたいのが、薬品を使って物理的に制汗してしまおうという作戦。
薬品と言ってもただのハンドクリームで、テサランというものがなかなか評判も良くおすすめです。
Amazonと楽天市場で売れ行きNo.1に輝く高評価の手汗を抑えるクリームがこのテサランです。
カメラの手汗以外にも、
- パソコンのキーボード
- 車のハンドルの手汗
- スマホにつく手汗
こんな場面でも使えて便利なアイテムです。
効果がなかったら全額返金保証もついているので、試してみてください。
僕はパソコンのキーボードの手汗が気になりすぎて、このクリームを注文しました。
手袋をつける
これも物理的に汗をつかないようにする対策ですが、思い切って手袋をつけてみるというのもアリです。
手袋と言っても軍手やビニール手袋はおすすめできません。

そこで便利なのが、ゴルフ用のグローブです。
ゴルフ用の手袋はグリップがついていて滑りにくく、放湿性にも優れたものが多いのでカメラにはぴったりです。
値段もそんなに高くなくて、2000以内で買えてスエードタイプのものが売っているのでおすすめです。
負担のないストラップを使う
カメラを丸裸で持ち歩いている人もいないと思いますが、ストラップを変えるのも1つです。
メーカー純正の最初からついてくるストラップは、首かけのタイプが多く、長時間ぶら下げていると汗をかきやすくなります。
斜めがけで使うタイプのストラップに変えるだけでも、体への負担は減らすことができます。
首や肩が痛くなって、その緊張や疲れで汗をかくこともないわけではありません。
純正以外のいろんなおしゃれストラップを『一眼レフのおしゃれストラップのおすすめ』で紹介していますので参考になさってください。
撮影時に緊張せず構えすぎない
最後に、気持ち面で汗をかいてしまう場合の対策です。
カメラを持って被写体を待っていると、緊張してプレッシャーから汗をかいてしまうことはよくあります。
プレッシャーや緊張感で汗をかいてしまうと、だいたいは嫌な汗になってしまいます。
ドロドロした汗でなおさらカメラにも悪影響です。
緊張しないでというのもきつい話ですが、撮影時はできる限りリラックスして撮るように意識しておくだけでも嫌な汗をかきにくくなります。
汗でカメラが汚れたら、早めに拭き取るようにする

汗でカメラが汚れたら早めの掃除を
汗をかいてしまうのは仕方ないので、最低限汗をかいたらその後に拭き取ってあげるようにしましょう。
そのまま放っておくと汗の成分が固まってしまい、汚れも取れにくくなりますし、いいことは1つもありません。

クリーニングティッシュでパッと拭くだけで、ついたばかりの汗ならすぐに取ることができます。
暑い場面の撮影では手汗以外にも注意すべき

夏など熱い場面では手汗以外にも注意が必要
夏場や暑いところでの撮影は、手汗以外にも気をつけておきたいところです。
夏は特にカメラを構えているだけでも、汗が出てきてしまい、手汗だけを気にしている場合ではありません。
手汗くらいなら、まだ少量なので撮影中はそのままにしておいても問題ありませんが、汗がたれてくるのはあまりよくないです。
額から汗が垂れる時はタオルを何枚か持っていく
夏場に屋外で撮ったり、体育館などにこもって撮影する時は誰でも汗をたくさんかいてしまいます。
もはや手汗を気にしている場合ではありませんね。
汗がダラダラたれてきたら、ファインダーや液晶などが汗で濡れてしまうこともあります。
暑いところで撮影する時は、タオルを何枚か持って行っておくと安心です。
- 首からかけておく用
- 予備のタオル
- 手だけを拭く用
3枚ほどあれば万が一の保険にもなって安心できます。
汗でカメラが濡れてしまった場合は、その場でタオルを水に濡らして拭き取りましょう。
予備のタオルがあれば、外でレンズ交換するときにも使えて便利です。
まとめ
カメラに手汗がついたからと言って、壊れたりすることはありません。
しかし、長期間放置しておくといいことはないので、手汗で汚れたカメラは使い終わったら軽く拭き取ってあげましょう。
特に夏場は手汗もひどくなってきて、手袋をすると汗だくになってしまうこともあるので、手汗を減らすことが一番効果的です。
テサランは男性にもなじみやすいおしゃれなデザインのハンドクリームなので、持ち運んでいても全然気になりません。
手汗に悩んでいる方はぜひ試してみてください。