一眼レフは普通のデジカメと比べるとかなり高く、10万以上もするものがたくさんあります。
一眼レフはその取り扱い方1つで簡単に壊れてしまったり、不具合が出たりしてしまうことだってあります。
正しい扱い方を理解して大事に使ってあげることが大切です。
一眼レフを買ったばかりのときに僕が知らなかったことを中心に、初心者が間違いやすい一眼レフの取り扱い方について解説してみたいと思います。
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一眼レフは精密機器ということを知っておく

一眼レフは精密機器なので取り扱いには注意
まず、一眼レフは精密機器であることを覚えておきましょう。
センサーやらCMOSやら素子やら液晶やら… 直接手で触ると壊れてしまうものばかりでできています。
外側はしっかりとカバーされており、表面からはその姿が確認できないだけで中身はすごくデリケートにできています。
ただ精密機器と言っても、まるだしの基板などのように静電気で壊れてしまったりするほどデリケートではありません。
一眼レフを触る前にやってはいけないことや注意すべきことを説明しておきましょう。
一眼レフでやってはいけない取り扱い方法

一眼レフでやってはいけない取り扱い方法とは?
普通に使っているだけで一眼レフが壊れてしまったり、不具合が出るということはまずありません。
ただ、やってはいけないことだけは最初に知っておきたいところですよね。
そこで、一眼レフを使っていく上で、これだけはやってはいけないということを厳選してご紹介します。
一眼レフは水に濡らさない
当たり前ですが、一眼レフには防水性能はまったくついていません。
一部のコンデジなどは防水タイプのものもありますが、キヤノンやソニーの一眼レフで防水のものはありません。

水しぶきも少しなら問題はありませんが、後々問題になる可能性もあるので、徹底的にガードするか濡れそうと感じたら、置いてから行くようにしましょう。
海辺や川などでポートレート撮影をするなら、あまり近づかなくてもいい望遠レンズがおすすめです。
一眼レフは埃や湿度にはめっぽう弱い
埃はできるだけかぶったらすぐに取るようにしましょう。
カメラの隙間から埃が中に侵入してしまうと、センサー部の故障につながる恐れがあります。
また、長期間放置した埃は固まってしまい、とれにくくなってしまうので早め早めに確認する方がいいです。
他にも、ファインダーカバーなどゴムの部品を使っているところは埃もたまりやすいので、ブロワ―でこまめに清掃する癖をつけておきましょう。

レンズやセンサー部のくもりやカビなど湿度の影響で、最悪の場合カメラとしての機能がダメになってしまうケースもあります。
炎天下や寒空には弱く、暑さや寒さ対策がいる
暑さ・寒さに弱いと書きましたが、人間よりは全然強いです。
人間がダメと思う温度と同じくらいの感覚で管理していれば、まず壊れることはありません。
例えば、真夏の炎天下の車の中など100度を超えるような場所に置いておくと、ほぼ確実に壊れてしまいます。
冬場でも屋外マイナス近い気温の中に長時間放置しておけば壊れてしまいますが、なかなかそんなことはないと思います。
目安として、人間と同じくらいの環境で管理してあげると間違いありません。
夏場であれば、エアコンをつけますし、冬場であればヒーターをつけた部屋にいますよね?
一眼レフも同じところに置いてあると思うので、それで大丈夫です。
エアコンなどがついていなくても室内であれば人間が死ぬような気温になることはまずありません。
極端に暑いところや寒くなるところに置かないようにすれば問題ありません。
一眼レフの暑さ対策については、こちらの記事でさらに詳しく解説しているので合わせてご覧ください。
普段の一眼レフの扱い方


一眼レフの普段の扱い方
では、次に普段の一眼レフの扱い方についてかんたんに解説していきます。
一眼レフは持ち歩いて撮ってなんぼのものですよね。
もちろんのことながら、持ち運ぶということは壊れたりするリスクも高くなります。
少しでもそのリスクを減らせる方法を紹介していきたいと思います。
落下防止のためにストラップを使う
一眼レフを買うと、CanonやNikonとか書かれたメーカー純正のストラップがついてきます。
ストラップはデザインもありますが、撮影時に落とさず、傷をつけないために使うものです。
首や肩からかけておくことによって、落とすことがなくなります。
たまに手で持ち歩いている人を見かけますが、万が一手を滑らせてしまったらと考えると結構怖いですよね。
最近では見た目もおしゃれで実用的なストラップがいっぱい出てきています。
ストラップについてはこちらの記事でおすすめストラップを紹介していますので、参考にしてみてください。
必要なとき以外はセンサー部は出さない


一眼レフのイメージセンサー
機種によっては隠れているものもありますが、一眼レフはレンズをはずすとセンサーが見えます。
イメージセンサーと呼ばれるもので、一眼レフにとって1番大切な部分です。
ここは絶対に素手で触らないようにしましょう!
このセンサー部を出す必要があるときは、主にレンズを交換するときです。
レンズを交換する時は細心の注意を払って作業するようにしましょう。
レンズの交換方法については、こちらで詳しく解説しています。
レンズフードをつけて傷を防ぐ
レンズフードとは、レンズに不要な光を取り込まないようにするためにつけるカバーのようなものです。
ほとんどのレンズには付属でついてきますが、たまについていないものもあります。
ない場合は、2000円~4000円くらいで買えるので、買っておいた方が良いです。
不要な光を入れないことはもちろんですが、一眼レフを持ち歩いているときにも役立ちます。


レンズフードを装着することによって、人混みで万が一何かにぶつかったときでもレンズに傷がつくのを防げます。
撮影にはあまり関係はありませんが、見た目的にもインパクトが強く、かっこいいというのもあります(笑)
持ち運びにはカメラバッグを使う
ストラップで首や肩からかけていてもいいのですが、旅行に行った時の移動時などずっとぶら下げていると結構かさばり邪魔になることがあります。
そんな時のために小さくてもいいので、カメラバッグを用意しておくと小傷の防止にもなりますし、おすすめです。
ただカメラバッグとなると、結構いい値段するので、普段使いにも対応できるデザインのものを選びましょう。
目安としては、カメラともう1本交換レンズが入るくらいのショルダーバッグくらいの大きさがいいですね。
あまり大きいと、収容力はありますが、持ち運ぶのが面倒になってしまいます。
保管は防湿庫を使う
カメラは湿度を嫌うという話をしましたが、家で保管をしている時も湿度は大敵です。
常に湿度を適度なレベルに維持してくれる防湿庫で保管することが望ましいです。
防湿庫は、安いものから本格的なものになると、初心者にはなかなか手が出ないものです。
値段は安いですが、私も愛用している湿度管理がしっかりとできる格安おすすめ防湿庫はこれです。
湿度メーターもついているので、現在の湿度がどれくらいがすぐにわかります。
60%程度を目指して湿度管理をしてみましょう。
もっと本格的な防湿庫がいいという方には、防湿庫では有名なトーリハンのコンパクトタイプがおすすめです。
大型のドライユニットを搭載しており、除湿剤をわざわざ変えなくても全自動で湿度管理をしてくれるので安心です。
まとめ
一眼レフはカメラ本体もかなり値段が高く、最初のうちはどう使ったらいいのかわからないことが多いと思います。
でも正しく使えばずっと長く使うこともできますし、ガンガン使っても問題ありません。
基本の扱い方と使い方をマスターして写真を撮りまくりましょう。
もったいないからといってずっと家に置いているのではカメラが泣いてしまいます。
ここまで読んでいただいた方は、今日で正しい扱い方はマスターできたはずです。
無駄にお金をかけずに必要なものだけを揃えてカメラライフを満喫しましょう。