キットレンズの賢い使い方|欲しい単焦点レンズを絞り込む方法





一眼レフを買う時はほとんどの人がカメラのボディだけを買わずにレンズつきのモデルを買うことが多いです。

俗に言うキットレンズというものです。

レンズをつけてもカメラ本体だけ買っても、その差は2万円程度しか変わらないのでどうせならキットレンズ付きの方がお得ですよね。

キットレンズで付いているレンズを単体で買っても2万円では絶対買えません。

セットで買う方が安いというわけです。

でも、実際使っていくとキットレンズってあまり使わなくなってしまいます。カメラの使い方に慣れてくると、新しいレンズが欲しくなるからです。

カメラの上達への近道は、単焦点レンズを使ってみることだと私は思います。

とは言え、私もそうでしたが次に欲しいレンズってなかなかイメージがわかないですよね。

漠然としたイメージを形にするために、キットレンズの賢い使い方を知って次のレンズ選びに役立てましょう。

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欲しいレンズがわかるキットレンズの活用方法

カメラを始めて最初のうちは、なかなか自分の思う納得のいく一眼らしい写真って撮れないものです。

それもそのはずで、一眼レフで撮る写真は使うレンズによって写り方が大きく変わってくるためです。

自分が次に欲しいレンズを選ぶ時に一番ネックになってくるのが、レンズの焦点距離です。

どのくらいの画角のレンズにするかがなかなか決まらないんです。

そこで、レンズ選びの時にキットレンズを使って自分が良く使う画角を探してみることをおすすめします。

キットレンズはだいたいズームレンズであることが多いので、まずはキットレンズを使い慣れることから始めます。

ある程度写真を撮ってくると、自分が良く撮っている焦点距離がわかるようになります。

最初のステップアップは『単焦点レンズ』

カメラ初心者がカメラの腕を上達させる一番の近道は、単焦点レンズを使うことです。

キットレンズでなかなか撮れないような写真も単焦点レンズならかんたんに撮れることがあります。

良くある背景をぼかした一眼レフならではのおしゃれな写真も、単焦点レンズなら結構かんたんに撮れます。

単焦点レンズの使い方と撮り方|おすすめレンズも紹介

2016.07.12

カメラの複雑な性能をよりかんたんに引き出すことができる万能レンズが、単焦点レンズです。

では、次に単焦点レンズを選ぶ時にどこを見ておけばいいのか選ぶ際のポイントについてかんたんに解説しておきます。

単焦点レンズを選ぶ前の基礎知識

単焦点レンズを選ぶ前には、次の3つのことを考えておく必要があります。

  • 焦点距離は何ミリか
  • レンズの明るさ
  • だいたいの予算

単焦点レンズはいろんなメーカーから発売されており、種類も多くあるので最初にある程度欲しいレンズと買えるレンズを絞り込んでおく必要があります。

焦点距離について

焦点距離は自分が好き、良く使う画角のものを優先して選ぶといいですね。

良くあるのは、24mm〜50mmくらいの画角がメジャーなレンズ群です。

自分に合う焦点距離の調べ方は次に解説します。

あと、買うレンズがフルサイズに対応しているかどうかについても見ておきます。

APS-C専用レンズだと、あとあとフルサイズに買い換えた時に使えなくなってしまうことがあるためです。(→昔の僕です。)

レンズの明るさについて

次にレンズの明るさですが、レンズの名前にあるF○ってところがレンズの明るさを表しています。

F値が低いほど明るくなり、値段も高くなります。

単焦点レンズであれば、F2.8以下のものが多いですが、F1.8以下のレンズを選べばかなりぼけを強調した写真が撮れるようになります。

予算について

単焦点レンズはズームレンズに比べると安いですが、それでも数万円はかかってきます。

安価なレンズなら1万5000円くらいから買えますが、安ければいいというものでもありません。

単焦点レンズの予算は5万円くらいまでに設定しておくと選択肢もかなり増え、理想の単焦点レンズに出会える確率が上がります。

単焦点レンズの選び方【3ステップ】

次に具体的な単焦点レンズの選び方についてです。

先ほどあげた3つの条件の中でも焦点距離とF値についてさらに詳しく解説していきたいと思います。

①自分に合う焦点距離の調べ方

レンズ選びでまず気になるところは、焦点距離です。

どれくらいの画角で写したいかというところで、広角なのか標準なのかはたまたマクロなのかによってレンズ群は大きく変わってきます。

焦点距離による写り方の違いについては、過去記事で写真付きで焦点距離の違いを紹介していますので、参考にしてみてください。

一眼レフの焦点距離別の写り方の違いを実際の写真で比較

2016.10.09

焦点距離を選ぶのに使えるのが、キットレンズです。

キットレンズとは最初にセットで付いているレンズのことで、18-55mmや18-135mmなどおおよそのメーカーのキットレンズが、ズームレンズになっています。

まずはこのキットレンズでいろいろと写真を撮ってみて自分が普段良く使っている焦点距離のデータを集めます。

市販されているレンズの焦点距離は下記の通りなので、その距離にズームダイヤルの目盛を合わせます。

お持ちのレンズの焦点距離の範囲内で試してみてください。

レンズの焦点距離の目安

  • 18mm
  • 24mm
  • 35mm
  • 50mm
  • 85mm
  • 100mm

何回かシャッターを切っていると、自分にしっくりくる画角が見つかると思います。

その画角を控えておき、後々買うと焦点距離で買ってから後悔することはなくなります。

最終的に電気屋へ行ってカメラを覗き込んで焦点距離を確認することは必要です。

しかし焦点距離を見たいのであれば、電気屋はおすすめできません。

電気屋ではカメラが変な線で繋がれており、また写る景色が陳列棚のみに固定されているので距離感を掴みにくいからです。自分の日頃見ている風景で確認する方が感覚的にもなじみやすいと思います。

何を見る?電機屋で一眼レフの実機を試す時に意識したい7つのこと

2016.12.08

ある程度の枚数を撮ったら、次は撮った写真の焦点距離のデータを確認してみましょう。

自分の好みの画角がわかるようになります。

スマホでわかる焦点距離の確認方法

カメラをこれから買う人、買ったばかりの人は画像ソフトを持っていないことがほとんどです。

でも、そんな時でもスマホで撮った写真の情報を確認できる方法があるので紹介しておきます。

まず、一眼レフで撮った写真をWi-Fi転送でスマホへ転送しておきます。

スマホに写真が入ったら、View Exifというアプリをインストールします。120円かかりますが、なかなかの神アプリです。

View Exifのダウンロード

アンドロイドには対応していないので、アンドロイド端末の方はExif Viewerを使ってください。

iPhoneのやり方になりますが、View Exifを使った焦点距離の調べ方を解説します。

アプリはダウンロードするだけでOKです。自分の気に入った写真を見つけたら、その写真を開きます。


スマホで自分のお気に入りの焦点距離を調べたい写真を探す

①まず気に入ってる写真を探す

焦点距離を調べたい写真を探したらView Exifの設定をする

②View Exifの設定をする



View Exifを使う前のかんたんな設定方法

③View Exifをオンにする

写真データからView Exifを開く

④View Exifを開く

View Exifを使って写真のデータを確認する

⑤詳しいExif情報を確認する


 

これで自分のお気に入り写真の焦点距離がだいたいどれくらいなのかがわかります。

何枚かの写真を見ると、自分の良く撮っている焦点距離の傾向が見えてくるので、焦点距離が固定される単焦点レンズ選びでは、この数値が参考になります。

ただ、この方法の欠点としては1枚ずつ確認しないといけないということがあります。

画像管理ソフトを使えば、一度に複数枚の写真の焦点距離を確認することができます。

Lightroomを使った焦点距離の確認方法

一眼レフで撮った写真の画像編集には、adobeが出しているPhotoshop Lightroomがおすすめで、撮影した写真のデータなどあらゆる情報の管理を簡単にできる優れものソフトです。

写真の枚数が増えていくと、あとあとの管理も大変であの時に撮った写真がどこにあるかなど、撮ったあとの管理が大変になってきます。

Lightroomは、写真の整理や管理が楽になり、現像と言って撮った写真の本格的な加工や編集もできる優れものソフトです。

では、Lightroomを使ったレンズの焦点距離の調べ方について見ていきます。

アドビの写真管理ソフトLightroomの画像管理画面

Lightroomを立ち上げたら、『メタデータ』を選択し、リストにない場合は、フィルタを追加して、レンズ焦点距離を選択します。

アドビの写真管理ソフトLightroomを使って写真を管理する方法

すると、自分の撮影している焦点距離の一覧が表示されます。

アドビの写真管理ソフトLightroomを使って普段使っている焦点距離を確認する方法

自分の撮ってきた写真データから、焦点距離がソートされ、自分がどの焦点距離で撮っているのかの傾向が見えます。

私の場合は、広角レンズが好きなので28mmくらいの写真が多いことがぱっと見でわかりますね。

ここまでいくと、もう自分の好きな画角わかっとるわいってツッコミが来そうですが、傾向把握としても使える手です。

メーカー付属ソフトでもできる

キヤノンであればDigital Photo Professional 、ニコンであればcapture NX-D、ソニーであればimage data converterといったカメラを買ったときに付属で使えるソフトでも確認はできます。

やり方ですが、画像を開いてその画像のExif情報というものを見ると、レンズや焦点距離などのデータが書かれているのを確認できます。

ただLightroomと比べると、使い勝手では劣ります。

1枚1枚見ていかなければならないソフトが多いみたいですね。

Lightroomは写真編集やRAW現像など何かと使えるソフトで値段も安いので、買っておいて損はないソフトです。

②レンズの明るさ(開放F値)の選び方

次にレンズの明るさを示すF値にも着目してみましょう。

キットレンズでついてくるレンズはF値が大きく、暗いレンズが多いので、単焦点レンズは明るめの1本を選びましょう。

F値については、基本的に明るいに越したことはありません。ただ、F値の低い明るいレンズは高いです。 

大まかな目安はこんなイメージになります。

F値の目安

ふんわりしたぼけの強い写真が好き →  F1.8以下

程よいぼけ感が欲しい →  F2.8

花を撮ったり、テーブルフォトメインで使うなら、ぼけ感が強い方がいいので、F1.8以下のレンズがおすすめです。

一方、子供撮りなど普通に背景がぼけるくらいが好きならF2.8くらいあれば問題ありません。

絞り・F値については、こちらの記事で詳しく説明していますので、参考にしてみてください。

一眼レフで背景をぼかした写真の撮り方|カメラの設定も実例ありで解説

2016.06.28

おすすめ単焦点レンズのランキング

私がおすすめする単焦点レンズをランキングにしてみました。

一般的に値段が安い『撒き餌レンズ』と呼ばれる単焦点レンズは、焦点距離が50mmと長くAPS-Cのカメラで使うには使いにくいので、24mm〜40mmを基準に選んでいます。

【キヤノン・ソニー】 シグマ 30mm F1.4 DC HSM

シグマの単焦点レンズ30mm F1.4 DC HSM

シグマのレンズラインナップの中でも最上位グレードに当たるArtラインに位置するAPS-C専用レンズです。

解像度が高く、APS-Cのカメラでも十分に髪の毛まで解像するほど描写性能は高いレンズです。

30mmという画角なので、APS-C機でも45mmくらいになり、ちょうど標準域のレンズとなり、使いやすいところも高評価。

普通の単焦点レンズは50mmスタートが多く、APS-Cで使うと、70mm前後で中望遠となってしまうため使いにくいんです。

レンズの筐体の作りもしっかりしており、持っているだけでも満足しそうな高級レンズと言えます。

NEXシリーズやα6000系で使えるソニーEマウント用はこちら。

【キヤノン】 タムロン SP 35mm F/1.8 Di VC USD (Model F012)

タムロンSP 35mm F1.8 Di VC USD

このレンズも焦点距離が35mmとAPS-Cで使っても50mm前後と使いやすい画角で、なんと手ぶれ補正機能がついています。

単焦点レンズに手ぶれ補正機能がついているレンズはあまりないのですが、開放F1.8の明るさに手ぶれ補正という驚異的なスペックを持っています。

暗いところの撮影や室内撮影にはふんだんにその力を発揮してくれます。

さらに、このレンズかなり寄れます。

タムロンの単焦点レンズで近接撮影をする様子

こんな距離でも撮影できる

タムロンの単焦点レンズで撮影した写真

ちゃんとピントも合ってます

最短撮影距離が0.2mでマクロレンズのような切り取り方もできるお得な1本です。

【ソニー】Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA SEL35F28Z

ソニーEマウント用単焦点レンズ Sonnar T FE 35mm F2.8 ZA SEL35F28ZソニーEマウント用単焦点レンズ Sonnar T FE 35mm F2.8 ZA SEL35F28ZソニーEマウント用単焦点レンズ Sonnar T FE 35mm F2.8 ZA SEL35F28Z

ソニー純正でカールツァイス製の単焦点レンズ。

焦点距離も35mmと使いやすい標準域で、F2.8と明るくツァイスならではの解像度は値段以上の満足感を得られます。

風景写真にもバッチリ使えて、子供の撮影でも威力を発揮する万能単焦点レンズです。

α6000系のAPS-Cで使うと50mmになるので、人物ポートレートにも使いやすい画角となり、テーブルフォトにも使えるので一度で三度美味しいレンズになります。

【ソニー】Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z

ソニーEマウントの単焦点レンズ SEL55F18Z

焦点距離55mmという子供を撮るのには最適な子供撮りレンズの決定版がSEL55F18Z。

開放F値もF1.8ととにかく明るく、背景をがっつりぼかした柔らかい雰囲気の写真を撮るのには最強のレンズです。

発色もツァイスの高いコントラスト性能で、人物の肌色をよりきれいに引き出してくれます。

解像度も素晴らしく、ブツ撮りでも細かい質感は極上の写りをしてくれます。

詳細レビューを書いているので、詳しくは『ソニーEマウントの神レンズ!SEL55F18Zの実写レビュー』を参考にしてください。

【ソニー】FE 85mm F1.8 SEL85F18

ソニーEマウント用単焦点レンズ FE85mm F1.8 SEL85F18

85mmで子供から大人まで人物ポートレートに強いレンズがSEL85F18。

このレンズの何がすごいかと言うと、値段以上の解像度を持っている点です。

でも、ツァイスでもなければGレンズでもありません。

実売6万円くらいで買えるフルサイズ対応のレンズながら、その写りは素晴らしいものがあります。

無印レンズでこのコスパで写りを提供してくれるソニーはすごいと思っています。

正直、このレンズだけでEマウントに引っ越してきても後悔はしないと胸を張って言える銘玉です。

通しレンズの画質は単焦点レンズに匹敵する

ここまで単焦点レンズを紹介してきましたが、ズームレンズでも全てのレンズが画質面で劣るという訳ではありません。

ズームレンズの中でも、『通しのレンズ』はレンズの性能も高く、単焦点レンズ並みの高画質さを持ち合わせています。

通しレンズとは?

通常の28-70mm F3.5-5.6のズームレンズは、28mmならF3.5ですが、70mmにするとF5.6になります。F2.8通しなら、ズーム全域でF2.8で撮れるすごいレンズです。

ただ、当たり前ですが値段が高いです。

キヤノンとソニーでおすすめしたい通しのズームレンズはこちら。

キットレンズの使い方 【まとめ】

最初に買うけど、カメラの使い方や撮影に慣れが出てくると徐々に使う機会が減ってくるキットレンズの使い方について解説してきました。

カメラに慣れてくると、新しいレンズが欲しくなるものです。

でも、実際にレンズが欲しいと思ってもどれくらいのレンズを買えばいいのか迷うこともありますよね。

そんな時のためにキットレンズは残しておくと使えます。

キットレンズからのステップアップとして、単焦点レンズはコスパも良く、費用対効果が高いので一番おすすめです。

私も含めて、そうして皆さんレンズ沼にはまっていくようです。以上、単焦点現場からでした。

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ryopeijun

一眼レフ歴3年の30代初心者カメラマンです。
当ブログは、一眼レフを始めてみたい人や買ったはいいけど、なかなかうまく使いこなせない人に向けて、一眼レフの楽しさを簡単に伝えることを目的として始めました。自分が昔知りたかった情報をもとに初心者~中級者の方におすすめな情報を発信しています。SNSもいろいろとやっていますので、興味持っていただけた方は軽くフォローお願いします★ かなり喜びます。