単焦点レンズの使い方と撮り方|おすすめレンズも紹介

単焦点レンズの使い方と撮り方





単焦点レンズは一眼レフ初心者にとっては、ある意味最強のレンズです。

なかなか自分の思う通りの写真が撮れない、雰囲気のある写真が撮れずに困っている方には特におすすめしたいのが単焦点レンズです。

特に赤ちゃんや子供を撮るのには、単焦点レンズは必須レンズです。

小さいお子さんがいる方は、この記事を読んでいただければ単焦点レンズに対する考え方が変わるはずです。

単焦点レンズの特徴から、メリットやデメリット、使い方・おすすめレンズまで単焦点レンズの魅力をまとめて解説します。

おすすめレンズをすぐ見たい方は、下のボタンをタップしてください。

スポンサーリンク

単焦点レンズとは?

単焦点レンズの主な特徴

単焦点レンズとは、名前の通り焦点距離が1つしかないレンズです。

つまり、ズームができないレンズということになります。

レンズの先をくるくる回してズームしたりすることができないレンズのことで、ファインダーを覗いた時のそのままの写り方をします。

24mmであれば、24mmだけしか撮れないレンズです。

一見、不便そうに思えますが、レンズの構成も複雑にならないため、レンズ自体の値段は安くなり、ズームレンズと比べると画質も良くなっています。

ほとんどの単焦点レンズが、明るく、F2.8以下のものが多くなっています。

F値が低い=かんたんに背景ボケの写真が撮れるようになります。

あとで話しますが、単焦点レンズはカメラ初心者が使うのに写真が上手くなるレンズと言われています。

単焦点レンズの4つのメリット

単焦点レンズを使う4つのメリットを先に紹介しておきます。

1つ言えることは、初めてレンズを買いたいという人には単焦点レンズは間違いなく写真が楽しくなります。

値段が安い

単焦点レンズは、ズームレンズのようにレンズの中の作りが複雑にならないため、コストを抑えることができます。

同じくらいのスペックのズームレンズと比べても、単焦点レンズは安いです。

それなりの画質の単焦点レンズでも、5万円くらいの予算があれば普通にびっくりするほどいい写真が撮れるようになります。

ズームレンズでF2.8通し(ズーム全域でF2.8で使える)のレンズを買おうと思うと、だいたい10万円近くの予算が必要になってきますが、単焦点レンズであれば3万円でも買えます。

お金をかけずにいい写真を撮れるようになるのは、単焦点レンズの強みですね。

高画質で撮れる

値段だけではなく、単焦点レンズは画質も良いところがおすすめポイントです。

ズームレンズになると、ズーム機構のせいでレンズ自体の光学性能を少し犠牲にすることがありますが、単焦点レンズは焦点距離も固定なので、そのぶん画質の良さは特筆すべき点があります。

ズームレンズだと、開放では甘い描写になってしまうこともありますが、単焦点レンズは開放からシャープな写りを見せてくれます

レンズの設計も関わってくるので、昔に作られたレンズよりは新しいレンズの方が画質も良くなっています。

軽くてコンパクト

単焦点レンズは軽くてコンパクトなので持ち運びもしやすい

単焦点レンズは軽くてコンパクトなものが多いです。

レンズ単体の重量を見ても、どれだけ高性能なものでも500gを切る軽量さです。

お散歩レンズなどスナップ用のレンズとしては、持ち運びも苦にならず付けっ放しのレンズとしてもおすすめです。

一眼レフはカメラだけでもそれなりの重量になるので、レンズ自体が軽い単焦点レンズはなかなか持ち出しにくい一眼レフにとっては最良の選択肢とも言えます。

ボケが強い

一眼レフでしか撮れない写真は、『背景をがっつりぼかした写真』ですよね。

一眼レフならではの醍醐味とも言えます。

単焦点レンズは全般的にレンズが明るいので、背景をがっつりぼかした写真をかんたんに撮ることができます。

背景をがっつりぼかしてふんわり柔らかい雰囲気にして撮ることができるため、日頃見ているようなものを撮るのでも全く変わった雰囲気で撮ることができます。

単焦点レンズは平均して、F2.8以下のレンズが多いです。

これがズームレンズになると、F2.8通しのレンズは軽く10万円を超えてしまいますが、単焦点なら5万円以下で買うことができます。

単焦点レンズのデメリット

いいことばかりに見えますが、単焦点レンズには決定的なデメリットが1つだけあります。

それは、ズームができないということです。

ズームができない=自分の足で動く

単焦点レンズは自分の足で動いて撮ることが楽しいレンズ

当たり前ですが、ズームレンズではないため、被写体に近づいたり離れたりするのを自分で動く必要が出てきます。

ズームレンズならファインダーをのぞいていて、あと少し近づきたいとか下がりたいという時にズームで対応ができますが、単焦点レンズはそれができません。

構えながら前に動いたり、下がったりする必要があります。

ただ、この面倒さが後にあなたのカメラ人生を変えることになるのです。

カメラの基礎が身につく鉄板レンズ

ズームができないからちょっとイマイチかなぁと思うひともいるかもしれません。

いちいち離れたり前に行ったりするのが大変だと思ってしまいますが、実はこの動きがカメラ上達の近道になります。

一眼レフがうまくなるために必要なのは、『構図』を考えることです。

被写体となるものをファインダー内のどこに配置して、まわりに何を一緒に写すか

これが一眼レフの面白さであり、醍醐味なんです。

一眼レフ初心者が上達するためにまず覚えたい超基本の構図6選

2016.11.28

ズームレンズだと、とっさにズームができるので構図決めがついついおろそかになってしまいがちです。

でも、単焦点レンズは構図がイマイチと感じたら、もうちょっと下がったり前に行ったりしなければなりません。

つまり、自分が納得する位置にくるまでシャッターは切らないんです。

あれやこれやと構図決めで動くことで、焦点距離に対する理解も自然と深まります。

そうしているうちにこの時はこんな感じで撮れるという感覚が身についてきます。

 

ズームレンズしか撮れない時はズームレンズを使うという風に、使い分けも必要になってきます。

 

例えば、保育園の運動会で考えてみましょう。

近寄れる場面では単焦点レンズでも問題なく撮ることはできますが、走っている場面など近くで撮影できない時はズームレンズでないと撮れない写真もあります。


保育園の運動会で単焦点レンズでも撮れる場面の写真

単焦点レンズでも撮れる場面

保育園の運動会でズームレンズでないと撮れない写真

ズームレンズでないと撮れない場面


 

ズームができない代わりに高画質やぼけを手に入れるというイメージになります。

ただ、自分で動く必要があるため、構図の決め方や写る範囲を手探りで探すなど写真の基礎が自然と身につくとも言えます。

 

背景をかんたんにぼかせることで、ぼかす撮り方とぼかさない撮り方の2つを試せる点もメリットと言えます。

 

画質の良さから、撮った写真に満足することができる点も単焦点レンズの強みです。

自分が撮った写真がいい感じなら、写真が好きになりますよね。

写真とカメラを好きにさせてくれるのが、単焦点レンズのいいところです。

単焦点レンズが特に向いている3つの場面

単焦点レンズがズームレンズよりも活躍する撮影シーンを紹介します。

画質の良さとレンズの明るさをフルにいかすためには、ズームレンズでは限界があります。

普段使っているレンズを単焦点レンズに変えるだけで、写真がみちがえるようにうまく撮れるなんてこともあるんです。

一眼レフらしい写真を撮るとき

まず一番に使える場面が、一眼レフらしい写真を撮りたいときです。

背景をがっつりぼかして撮影した写真ですね。

一眼レフで背景をぼかして撮影した桜の写真

桜を撮った写真ですが、花びらだけにピントを合わせてまわりの背景をがっつりぼかすことも単焦点レンズならかんたんです。

背景をぼかせば、生活感のある部屋を撮った写真でも、雰囲気のある写真に変わるので、写真がうまくなったかなと錯覚してしまうこともありますね。

室内や暗いところでの撮影

単焦点レンズはレンズが明るいことから、室内や暗いところでの撮影でも手ぶれを少なくいい写真が撮れます。

室内は特に暗く写ってしまい、無理に明るさを上げても不自然になりますし、フラッシュを使ったらさらにひどい写真になってしまいがちです。

高感度のカメラであれば、ISO感度を上げて撮ることもできますが、カメラによってはノイズが入ったり、ざらついた写真になってしまったりします。

単焦点レンズなら、ISO感度をいじらなくてもシャッタースピードを上げることができます。

その恩恵として、手ぶれしにくく失敗写真を減らすことができるんです。

室内撮影については、『一眼レフで室内撮影する時の設定|暗い場所での手ぶれを防ぐ』で解説していますので参考にしてください。

赤ちゃんや子供を撮るとき

私のように小さい子供がいる家庭では、特に単焦点レンズはおすすめです。

その理由は、赤ちゃんや小さい子供を撮る機会が多いからです。

赤ちゃんや子供はスマホで撮ると、画面全体にくっきりピントが合ったシャープな写りになってしまいがちですよね。

 

赤ちゃんはふんわりした雰囲気で撮影するといい感じになります。そんな時に役立つのが『ぼけ』なんです。

露出設定を明るめに設定して、絞りを解放気味にして撮ると赤ちゃんらしい柔らかい雰囲気がかんたんに出せます。

 

風景を写すなら最高ですが、子供はふんわり柔らかい雰囲気で写してあげることでまた違った写りになります。


単焦点レンズで明るめの露出設定で撮影した赤ちゃんの写真
寝ている赤ちゃん
一眼レフで撮影した赤ちゃんの写真
無邪気な子供の1カット

 

柔らかいイメージが子供の無邪気さやかわいさをさらに引き立ててくれます。

子供の撮影においても、動き回る子供をぶれなく撮るために明るいレンズである単焦点レンズを使えば、動き回る子供もバッチリ撮れます

我が家も小さい子供がいますが、彼らの写真を撮るときはだいたい単焦点レンズを使って撮っています。

背景をぼかした写真の撮り方や設定については、『一眼レフで背景をぼかした写真の撮り方|カメラの設定も実例ありで解説』をご覧ください。

あえて背景をぼかさない写真にも使える

単焦点レンズでも背景をぼかさずに風景写真も撮れる

単焦点レンズが背景をぼかした写真しか撮れないということもありません。

風景写真のように背景をぼかさずに全体にピントが合った写真ももちろん撮れます。

風景写真をはじめとした全体にピントが合った写真を撮りたい場合は、24mm〜35mm暗いの焦点距離の単焦点レンズを使います。

背景をぼかしたくない場合は、絞りをF8〜F11くらいにすることで全体にピントの合った写真が撮れるようになります。

28mm〜35mmの単焦点レンズで撮れば、とっさの集合写真でも全然対応することができます。

一度で二度以上おいしいのが、単焦点レンズのいいところと言えますね。

画質を最大限にいかす方法

単焦点レンズは、明るいという特性から背景をぼかした写真が得意です。

ただ、せっかく画質のいい単焦点レンズなので、その画質をさらに引き出してあげるためには少し絞って撮ってみると高画質で撮れます

背景をぼかしたいときは、F2.8以下のF値、画質を上げて撮りたい時はF5.6〜F8.0を目安にすると画質をさらに引き出すことができます。

撮影時は、絞り優先モードを使うと設定がかんたんなので、おすすめです。

最軽量・コンパクトがウリのパンケーキレンズ

単焦点レンズの中にはパンケーキレンズと呼ばれる単焦点レンズがあります。

Canonのパンケーキレンズ

パッと見がパンケーキという理由で、その名前がついたわけですが、とにかくコンパクトです。

厚さもなく、レンズ単体の重量もたったの200g以下なのでかさばらないことが何よりのメリットと言えます。

とは言え、単焦点レンズなので解像度や画質も良く、小さいわりにすごいいい仕事をしてくれるコスパの高いレンズです。

 

我が家もそうですが、子育て中のパパやママは子供のオムツや着替え、水筒などまぁ荷物が多くて困りますよね。

そんな時にもパンケーキレンズであれば、カバンに入れてもそれほどかさばらず単焦点レンズとしての性能もバッチリ満たしてくれます。

 

値段もお手頃で実売2万円を切る安値で売られていますので、ぜひ単焦点レンズの入門レンズとして検討してみてください。

私が選ぶおすすめのパンケーキレンズはこちら。

【キヤノン】 EF40mm F2.8 STM

CanonのパンケーキレンズEF40mm F2.8 STM

Canonの元祖パンケーキレンズがこちら。その名前の通りかなりコンパクトな単焦点レンズです。

ただ、コンパクトですがその写りは侮れず、画質もかなりいいです。

F値は2.8ですが、最短撮影距離が短く、寄って撮影すればマクロレンズのような写真が撮れる点も面白いレンズです。

APS-Cで使うと、60mmくらいの画角になるので一般的な標準レンズですね。

広角バージョンのEF-S24mm F2.8 STM もあります。ただ、こちらはAPS-C専用レンズなのでフルサイズには対応していません。

APS-C専用の広角24mmバージョンのパンケーキレンズはこちら。

【ソニー】E 20mm F2.8 SEL20F28

ソニーEマウント用単焦点レンズ E 20mm F2.8 SEL20F28

ソニーEマウント用のパンケーキレンズはSEL20F28のみです。

APS-C専用なので、NEXシリーズやα6000シリーズに最適。

実売3万円前後で買えて、F2.8と明るくミラーレスの機動性を損なわないコンパクトさが人気のレンズです。

NEXなどの軽量ミラーレスなら、レンズをつけていてもポケットや小さいカバンにすっぽりおさまるのでお散歩でちょっと写真を撮りたい時にも活躍してくれます。

おすすめ単焦点レンズの紹介

単焦点レンズのおすすめを別記事でランキング形式で詳しく書きました。

ソニーの単焦点レンズのおすすめは後日アップ予定なので、できたらFacebookにて更新の連絡をします。

もしまだいいねいただいていない方は、ぜひいいねをお願いします。

更新の連絡が届くようになります。

値段の比較をするとき、楽天市場は意外に安い値段で売っているショップがあるのでチェックしておくのがおすすめです。

アマゾンに比べて、タイムセールやお得に変えるタイミングが多いので比較検討の際は見てみてください。

Canonの人気単焦点レンズのおすすめ12本!|比較あり

2018.04.29

単焦点レンズの使い方【まとめ】

単焦点レンズの特徴から使い方、おすすめの単焦点レンズまで、単焦点レンズの魅力を解説してきました。

はじめにも言いましたが、単焦点レンズを1本もっているだけで写真の腕が上達したかなと思えるほどのいい写真が撮れます。

プロが撮るような背景をぼかした写真も実はかんたんな設定1つで撮れてしまうんです。

一眼レフを買う時は、キットレンズ(最初からセットでついているレンズ)で買うことが多いですが、その次のステップアップレンズとして単焦点レンズは絶対おすすめです!

このレンズ達がますます一眼レフの魅力を引き出してくれることは間違いありません。

自分にぴったりの焦点距離がわからないという方は、単焦点レンズの焦点距離の選び方についての記事も参考にしてみてください。

キットレンズの賢い使い方|欲しい単焦点レンズを絞り込む方法

2016.07.22

 

一眼レフはスマホや普通のコンデジと比べて、ボタンやダイヤルも多いので設定や撮り方などが難しいと思われがちです。

確かに慣れるまでは何から触っていいかわからずにつまづいてしまうことも多いです。

しかし、設定や使い方に慣れてしまえば雑誌やプロのカメラマンが撮っていたような写真でも撮ることはできます

設定や撮り方を体系的に学べる教材で勉強するのも1つの手です。

>>買い切りでずっと使える一眼レフ上達講座の詳細はこちらへ

 

スポンサーリンク

スポンサーリンク



          data-matched-content-rows-num=”3″
data-matched-content-columns-num=”3″
data-matched-content-ui-type=”image_card_stacked”>

単焦点レンズの使い方と撮り方

シェアしてもらえると喜びます★

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

ryopeijun

一眼レフ歴3年の30代初心者カメラマンです。 当ブログは、一眼レフを始めてみたい人や買ったはいいけど、なかなかうまく使いこなせない人に向けて、一眼レフの楽しさを簡単に伝えることを目的として始めました。自分が昔知りたかった情報をもとに初心者~中級者の方におすすめな情報を発信しています。SNSもいろいろとやっていますので、興味持っていただけた方は軽くフォローお願いします★ かなり喜びます。