一眼レフで手ぶれしてしまう原因とブレを抑える対策

一眼レフで手ぶれが起こる原因とピンボケ写真にならない対策方法





高い値段の一眼レフを買っても、手ぶれしてしまっては意味がありません。

どれだけいい写真を撮っても、その写真が手ぶれしていてはそれだけで台無しの写真になってしまいます。

手ぶれは被写体が動いて起こるだけではありません。

手ぶれは防ぐことができます。

被写体側の問題と撮影者側の問題の2つに分けて、手ぶれの原因と対策をまとめました。

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一眼レフで手ぶれしてしまう5つの原因

せっかく一眼レフを買ったのに、手ぶれした写真が多いのでは本末転倒です。一眼レフはコンデジと比べると、手ぶれしやすい構造となっています。

センサーサイズにもよりますが、センサーが大きくなればなるほどピントの範囲はシビアになってきて、手ぶれしやすくなってしまいます。

一眼レフで手ぶれしてしまう原因を大きく5つに分けて説明します。

構え方が悪い

一眼レフは正しい構え方で撮影することで手ぶれを防ぐことができる

1番よくあるのがこのケースです。

一眼レフはコンデジと比べると重く、持っているときもバランス良く持たないとすぐにバランスを崩してしまいます。

意外とできていない人が多いのがこの構え方で、手ぶれの1番の原因は、8割方はカメラの構え方で決まると言っても過言ではありません。

脇を締めてカメラを構えることが一番重要です。

一眼レフの正しい構え方については、こちらの記事でも解説していますので、参考にしてください。

一眼レフの基本的な構え方と扱い方を基礎から解説

2016.08.04

シャッタースピードが遅い

シャッターを開いている時間が長くなるほど、手ぶれはしやすくなります。

特に夜景などを撮影する時は、シャッタースピードを落として撮影することが多くなり、どうしても手ぶれしやすくなります。

α7 手ぶれマーク

 

 

 

 

 

 

 

夕暮れ時や室内での撮影時など、暗い場所での撮影は、手ぶれしやすくなるのでファインダー内に出てくる手ぶれマークを気にしながら撮影するようにしましょう。

手ぶれマークが出てきている時は、手ぶれのサインです。

設定を見直し、手ぶれに注意しましょう。

絞りすぎている=F値が高い

一眼レフの手ぶれは絞りすぎるとシャッタースピードが遅くなる

絞りを絞る(F値を高くする)と、シャッタースピードが下がり、より手ぶれしやすくなります。

背景をぼかしたくない場合は、F値を上げて撮影する必要がありますが、上げすぎるとシャッタースピードがかなり遅くなります。

つまり、手ぶれしやすいということになります。

シャッタースピードが遅くなる=シャッターを切るまでの時間が長いということなので、必然的にブレやすくなってしまいます。

ISO感度が低い

ISO感度が低いと、ノイズも少なくより高画質で撮ることができます。

でも、これはあくまで晴れの日の屋外や光が十分にある環境の中の話です。

室内や日陰などではシャッタースピードが遅くなりがちなので、シャッタースピードを速くするためにこのISO感度を調整してやる必要があります。

一眼レフで室内撮影する時の撮り方や設定|手ぶれを防ぐ秘訣

2016.07.25

ISO感度については、『今さら聞けない一眼レフのISO感度|ISOオートを卒業するメリット』で詳しく解説していますので、よくわからない方は参考にしてください。

被写体が動いている

一眼レフで撮影した手ぶれしている子供の写真

子供の手ぶれ写真

一眼レフで撮影した手ぶれしている新幹線の写真

新幹線の手ぶれ写真

 

子供や動いているものを撮るときによく起きることですが、撮ろうとしている被写体(モデル)が動いてぶれてしまうケースです。

これを一般的に『被写体ぶれ』と言います。

子供を撮ろうとする時、よく動くし、基本止まってくれないのでこれは仕方がないとも言えますが、シャッタースピードやISO感度を上げることによって防ぐことができます。

被写体ぶれの対策については、あとで詳しく解説していきますね。

手ぶれしないシャッタースピードの目安を覚える

一眼レフで手ぶれしないシャッタースピードの目安は何mmなのか

シャッタースピードの計算方法はいろいろありますが、一番シンプルに言えることはレンズの焦点距離と同等以上のシャッタースピードを確保するということです。

先ほど解説したような手ぶれマークがつくときは、必ずシャッタースピードが不足しています。

例えば、50mmの焦点距離のレンズを使っているなら、シャッタースピードが1/50以下になっていると手ぶれマークが出てきます。

F値とISO感度などの設定を見直して、この数値を1/50以上のシャッタースピードにすることができれば、手ぶれする確率はぐんと下がります。

被写体ぶれを抑えるための3つの対策

被写体が動くことで起きる『被写体ぶれ』は、モデルに止まってもらうことが一番簡単で効果的です。

特に子供を撮るときは、ちょこちょこと動き回ってまともな写真が撮れないことが多いですよね。

子供も4歳くらいを超えてくると、こちらの呼びかけに反応してくれるので撮りやすいですが、2歳くらいで歩き始めたときは正直大変です。

声かけをしてポーズをとってもらう

年長さんや小学生くらいだと、ポーズを取るようにお願いするとスムーズに撮影ができます。

撮り終わった写真を見せて、褒めてあげることも大切です。

かっこいい、かわいいと言われたら子供は喜びますし、また撮りたいと思ってくれるようになります。

会話が通じない小さい子供や赤ちゃんは、アンパンマンやキャラの人形やおもちゃをカメラのそばに置いたり、近くで持ってもらうことで思わぬいい笑顔が撮れたりします。

シャッタースピードを上げる

一眼レフで撮影したカラオケのピンボケ写真

子供のように動き回って、止まってくれない場合は、シャッタースピードを上げましょう。

1/200〜1/500秒くらいまでシャッタースピードをあげれば、どんなに動き回っていてもピタリと写し止めることができます。

動きを強調した写真は撮れませんが、手ぶれしてしまうよりはましですよね。

一眼レフでシャッタースピードを上げて手ぶれを無くして撮影した写真

この写真は、シャッタースピードを1/500秒まで上げて撮影しました。

結構真剣に走らないと追いつけないくらい全力で走っていましたが、ピタッと写し止められています。

シャッタースピードを上げることが、手ぶれ写真をなくすための一番手っ取り早い方法です。

F値とISO感度を上げる

シャッタースピードを上げたいときにあわせて見直したい設定が、絞りとISO感度です。

暗いところでは特に思うようにシャッタースピードを上げられない場面が出てきます。

シャッタースピードを上げるために、F値(絞り)とISO感度の数値を変えることで、より速いシャッタースピードを使うことができるようになります。

F値については、『一眼レフで背景をぼかした写真の撮り方|カメラの設定も実例ありで解説』で詳しく解説していますので、絞りの基礎についてはこちらを参考にしてください。

ISO感度については、こちらの記事で詳しく解説していますので参考にしてみてください。

今さら聞けない一眼レフのISO感度|ISOオートを卒業するメリット

2016.07.23

普段はISO感度はだいたいの方がオートにされているかと思いますが、少し慣れてきてオートの設定を卒業した方がつまづくのがこのISO感度です。

晴れた日中であれば、ISO100程度で問題ありませんが、薄暗い室内などではISO800や場合によっては1600程度まで上げてみると、手ぶれは改善されることが多いです。

オートで撮っていると、カメラ側で無駄に6400くらいまで上げてしまうことが多いので、できるなら手動で設定することをおすすめします。

撮影者が意識しておきたい3つの手ぶれ対策

カメラ側の設定だけではなく、撮影者自身で起こる手ぶれを抑えるための対策も必要になってきます。

カメラの設定をどれだけちゃんとやっても、撮影環境が悪いと手ぶれをなくすことはできません。

構え方を見直す

一眼レフの正しい構え方を知って手ぶれを減らす方法

一眼レフの正しい構え方の1つで、両手で構える時に脇をしっかりと締めるように意識してみてください。

脇が空いた状態で構えていると、シャッターを押す時にどうしても不安定になりがちです。

脇を締めた体勢で構えるようにすると、シャッターを押す時も安定するようになります。

慣れるまでは体勢がしんどいと思うこともありますが、慣れてくるとそれが普通になりますので、最初のうちは筋肉痛覚悟でがんばってみてください。

参考 一眼レフの基本的な構え方と扱い方を基礎から解説

一脚・三脚を使う

三脚を使って撮影する人

構え方を直してもISO感度やレンズを見直してみても、それでも手ぶれが直らないぞという方は、カメラを固定してみましょう。

三脚を使う場面は、夜景撮影のときだけではありません。

風景写真を撮る時も、画面の隅の細かい部分がピンボケになってしまうこともあるので、三脚を使った方がより安心です。

三脚を使って撮影するのがベストですが、場所によってはなかなか使いにくいですし、持ち運びが重いのも事実。

そんな時におすすめなのが、一脚です。

一脚は、コンパクトで持ち運びもしやすく、どんな場所でも使うことができます。

三脚ほどガチガチに固定はできませんが、シャッタースピードが稼げないときでも手持ち撮影よりは格段に手ぶれを減らすことができます。

私が買ったおすすめ一脚について紹介している記事があるのであわせて参考にしてみてください。

ベルボン製おすすめ一脚ウルトラスティックスーパー8のレビュー

2016.08.01

明るいレンズを使う

簡単に言えば、レンズを変えるということで手ぶれの確率は減らすことができます。

明るいレンズ(F値の低いレンズ)に変えてみるだけで、ぐっと撮影はしやすくなります。

そもそも手ぶれをする=シャッタースピードが追い付いていない

ということなので、シャッタースピードを上げてあげることで改善できます。

ただ、シャッタースピードを上げるには絞り(F値)を低くしてやる必要があります。そのために、F値の低い明るいレンズに変えるというわけです。

単焦点レンズならその問題を解消することができます。

背景をがっつりぼかした写真を撮るのも、明るいレンズが必要になります。

キットレンズでうまく撮れないと悩んでいる方は、明るい単焦点レンズに変えるだけで今まで撮れなかった写真が撮れるようになりますよ。

単焦点レンズの使い方と撮り方|おすすめレンズも紹介

2016.07.12

手ぶれした写真を直す方法

一眼レフで撮影した手ぶれ写真を直す方法

手ぶれしてしまった写真は基本的に直すことはできませんが、PCのソフトで手ぶれを直せる方法を見つけたので、紹介します。

SmartDeblur(Win・Mac対応)を使えば、ピンボケ写真をくっきりピントのあった写真に直すことができます。

シェアウェアなので、無料トライアルの場合は加工画面に透かしが入ってしまいますが、効果を得られたらお金を払っても十分に元がとれるソフトです。

手ぶれした写真を直すアプリでピンボケ写真を直す

加工前の写真

手ぶれした写真を画像修正ソフトで加工して直した写真

加工後の写真

 

公式サイトに載っている作例はちょっと極端な例ですが、このようにピンボケ写真をくっきりピントの合った写真に修正することができます。

昔に撮った写真でいい顔をしているのに、ぼけてしまっているときは修正するというのも1つの手ですね。

ソフトの詳しい使い方については、GigaZineに詳しく図解されているので、参考にしてみてください。

手ぶれでわざとぼかす演出もおもしろい

一眼レフで撮影した手ぶれをいかした木々のピンボケ写真

ピントの甘い花の写真

一眼レフで撮影した手ぶれをいかしたチューリップのピントの甘い写真

チューリップの写真

 

晴れた日に花を撮るときなどは、あえて手ぶれした写真の方が柔らかい雰囲気を出せることもあります。

手ぶれやピントの甘い写真は、ゆるくふんわりした写真になるので、わざと手ぶれしやすいシャッタースピードで撮影することもおもしろいテクニックです。

シャッタースピードを遅くするか、マニュアルフォーカスに変えるとわざと手ぶれさせたような写真が撮れます。

子供の写真も露出を上げて、明るめの雰囲気で手ぶれを狙うとよりかわいさを引き立たせることができます。

一眼レフの手ぶれ【まとめ】

一眼レフはその高画質さゆえに、手ぶれしてしまうとせっかくの写真でも一気に見劣りしてしまいます。

構え方やカメラの扱い方、設定を理解しておくことで手ぶれ写真は減らすことができます。

晴れた日の屋外は手ぶれすることもそれほどありませんが、木陰など日陰に入るだけで一気に手ぶれしやすくなってしまいます。

室内になると、さらに手ぶれの危険はグッと上がります。

手ぶれはなくすこともできますし、生かすこともできます。原因と対策を知って、一眼レフライフを満喫してくださいね。

 

一眼レフはスマホや普通のコンデジと比べて、ボタンやダイヤルも多いので設定や撮り方などが難しいと思われがちです。

確かに慣れるまでは何から触っていいかわからずにつまづいてしまうことも多いです。

しかし、設定や使い方に慣れてしまえば雑誌やプロのカメラマンが撮っていたような写真でも撮ることはできます

設定や撮り方を体系的に学べる教材で勉強するのも1つの手です。

>>一眼レフを最短で使いこなす講座の詳細へ

 

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一眼レフで手ぶれが起こる原因とピンボケ写真にならない対策方法

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ryopeijun

一眼レフ歴3年の30代初心者カメラマンです。
当ブログは、一眼レフを始めてみたい人や買ったはいいけど、なかなかうまく使いこなせない人に向けて、一眼レフの楽しさを簡単に伝えることを目的として始めました。自分が昔知りたかった情報をもとに初心者~中級者の方におすすめな情報を発信しています。SNSもいろいろとやっていますので、興味持っていただけた方は軽くフォローお願いします★ かなり喜びます。